Zoff(ゾフ)を運営するインターメスティックがメガネスーパーなどを運営するビジョナリーホールディングスを買収- GLAFAS(グラファス)

Zoff(ゾフ)を運営するインターメスティックがメガネスーパーなどを運営するビジョナリーホールディングスを買収

Zoff(ゾフ)を運営するインターメスティックがメガネスーパーなどを運営するビジョナリーホールディングスを買収

(上)Zoff(ゾフ)(下)メガネスーパー

メガネブランド Zoff(ゾフ)を運営するインターメスティックは、10月1日付でHorus HD株式会社およびHorus株式会社の株式取得を完了し、同社のグループ会社でメガネスーパーなどのメガネ店を運営するビジョナリーホールディングスを完全子会社化した。

「株式会社インターメスティック | INTERMESTIC INC.」 (スクリーンショット)

株式会社インターメスティック | INTERMESTIC INC.
(スクリーンショット)

「ビジョナリーホールディングス」 (スクリーンショット)

ビジョナリーホールディングス
(スクリーンショット)

これにより、Zoff(ゾフ)の317店舗(2025年8月末現在)、メガネスーパーをはじめとするビジョナリーホールディングスの約300店舗を合わせ、インターメスティックは国内600店舗を超える販売体制となった。

デザイン性や機能性に優れたリーズナブルなメガネやサングラスを販売するZoff(ゾフ)の強みと、専門性が高いアイケアサービスやコンタクトレンズ事業といったメガネスーパーの強みを融合させることで、インターメスティックはより幅広い世代の顧客に新たな価値を提供することを目指す。

Zoff(ゾフ)・メガネスーパーともに、今後もそれぞれのブランド価値や専門性を尊重しながら事業を継続し、これまでと変わらないサービスを提供していくという。各社の商品やサービスを気に入って愛用している人は安心できそうだ。従業員の雇用や待遇についても従来通りに維持され、両社の社員が安心して働ける環境を整えるとしている。

(左)インターメスティック 代表取締役社長 上野博史氏 (右)ビジョナリーホールディングス 代表取締役 松本大輔氏

(左)インターメスティック 代表取締役社長 上野博史氏
(右)ビジョナリーホールディングス 代表取締役 松本大輔氏

インターメスティック 代表取締役社長 上野博史氏のコメント

本日の株式取得完了により、インターメスティックグループとビジョナリーホールディングスが、正式に一つのグループとして歩み出すことになりました。両社が持つ強みを結集することで、国内600店舗を超えるネットワークを背景に、幅広い世代のお客様に新しいアイウェア体験を提供してまいります。ビジョナリーホールディングスが培ってきた専門性の高いサービスや技術力は、当社にとって大きな財産であり、今後の成長の柱となるものです。こうした強みを尊重し融合することで、お客様の目の健康を支えるサービスの幅をさらに広げてまいります。

市場環境は一見成熟しているように見えますが、アイケアやライフスタイル提案を通じ、成長の余地はまだ大きいと確信しています。従業員一人ひとりの力を尊重し、グループ全体でシナジーを最大化しながら、次の時代にふさわしい新しい市場を切り拓いてまいります。

ビジョナリーホールディングス 代表取締役 松本大輔氏のコメント

このたび、インターメスティックグループの一員として新しいスタートを切れることを心から嬉しく思います。私たちがこれまで大切にしてきた、専門性の高いアイケアサービスやホスピタリティを、グループ全体の力と掛け合わせることで、さらに多くのお客様に届けられるようになります。また、今回の統合を通じて、社員にとっても新たな学びや挑戦の機会が広がります。業界全体が変化する中で、当社が担ってきた役割をより大きな舞台で発揮できるよう、グループの一員として全力で取り組んでまいります。

Zoff(ゾフ)の歴史

「メガネのZoffオンラインストア」 (スクリーンショット)

メガネのZoffオンラインストア
(スクリーンショット)

1993年3月に株式会社ゾフ設立。同年5月に株式会社インターメスティック設立。

2001年2月にZoff(ゾフ)1号店を下北沢にオープン。企画から製造、販売に至るまで自社で一括しておこなうSPA方式の採用し、それまで数万円するのが当たり前だったメガネの「適正価格」を見直し、「メガネは5,000円の時代」を作り上げたパイオニア的存在となる。

2009年11月に佐芙(上海)商貿有限公司設立。2010年1月に中国・遠東国際広場店をオープンし海外進出を開始。

2011年1月にオンラインストアをオープンしてネット通販を開始。

2011年4月にZoff(ゾフ)100店舗を達成。

2011年10月に軽くて丈夫な樹脂素材ULTEM(ウルテム)を使用したフレーム「Zoff SMART(ゾフ スマート)」を発売。

2012年10月にキッザニア東京に、2013年3月にキッザニア甲子園にメガネショップパビリオン出展。

2014年7月にZoff SMART(ゾフ スマート)が売上本数100万本を達成。

2017年4月にZoff(ゾフ)200店舗達成、シンガポールに初出店。同年11月に香港初出店。

2019年4月に女性のためのメガネブランド「GLASSAGE(グラッサージュ)」1号店をオープン。

2020年12月にZoff(ゾフ)300店舗を達成。

2022年7月にキッザニア福岡にメガネショップパビリオン出展。

2024年10月にインターメスティックが東京証券取引所プライム市場に新規上場。

メガネスーパーの歴史

「メガネスーパー|眼鏡(めがね、メガネ)、コンタクトレンズ、サングラス、補聴器を販売する全国チェーン店」 (スクリーンショット)

メガネスーパー|眼鏡(めがね、メガネ)、コンタクトレンズ、サングラス、補聴器を販売する全国チェーン店
(スクリーンショット)

メガネスーパーは1976年7月に設立。当時は高額品であったメガネを格安に販売するスーパー(ディスカウンター)としてメガネ業界に参入。

2000年代に入り、SPA方式で低価格を実現したZoff(ゾフ)やJINS(ジンズ)などが市場に参入。2006年にはメガネトップが運営する眼鏡市場がメガネ一式18,900円のワンプライスで販売を開始するなど、フレーム+レンズのセット価格で従来よりも安くて分かりやすい価格システムで販売するメガネ店が増加。

メガネスーパーもそれに倣ったが、高コスト体質のまま追随した結果、2008年4月期以降営業赤字体質となっていった。

2012年1月にアドバンテッジパートナーズがメガネスーパーの株式74.9%を保有し再生に着手。同年に450名の希望退職者を募り、455名が応募した。

2013年7月に星崎尚彦社長が就任。2014年7月には「アイケアカンパニー宣言」をおこない、フレーム+レンズのセット料金に組み込まれて実質無料化していたレンズ代金や検査料金を、フレーム代とは別に受け取る形に変更。加えて、プレミアムレンズ(遠近両用レンズをはじめとする高機能レンズ)の販売拡大や、PB(プライベートブランド)のフレームの開発を積極的に進めた。

2017年1月に、富山県に22店舗を展開するメガネハウスを子会社化。

2020年1月より車両型移動式店舗を導入。

2023年3月に星崎尚彦社長が辞任。

2023年10月にHorus株式会社がビジョナリーホールディングスの株式公開買い付けを実施。2024年1月にビジョナリーホールディングスの株式上場廃止。

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