カールツァイスの運転用メガネレンズ「ZEISS DriveSafe Lens」を遠近両用で試してみた【オーダー編】- GLAFAS(グラファス)

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カールツァイスの運転用メガネレンズ「ZEISS DriveSafe Lens」を遠近両用で試してみた【オーダー編】

カールツァイスの運転用メガネレンズ「ZEISS DriveSafe Lens」を遠近両用で試してみた【オーダー編】

image by GLAFAS

雨の日や夜間でのクルマの運転は、晴れた日中よりも視界が悪くて緊張するという人も多いのではないだろうか。

筆者もそのひとりで、「暗いから見づらいのは仕方がない、きっとメガネの限界なのだろう」と半ばあきらめていた。

そんなあきらめに希望を与えるのが、クルマの運転に最適化されたカールツァイスの「ZEISS DriveSafe Lens」(ツァイスドライブセーフレンズ)だ。

今回、カールツァイスビジョンジャパンよりモニター提供を受けたので、「オーダー編」と「装用レビュー編」の2回にわたってご紹介しよう。


ZEISS DriveSafe Lensを遠近両用でオーダー

今回作製したレンズに関するリーフレット。(左から)「ZEISS Progressive Lenses」「ZEISS i.Scription®」「ZEISS DriveSafe Lens」。

今回作製したレンズに関するリーフレット。(左から)「ZEISS Progressive Lenses」「ZEISS i.Scription®」「ZEISS DriveSafe Lens」。

ZEISS DriveSafe Lensは、単焦点レンズ(近視・遠視・乱視)はもちろん、遠近両用レンズにも対応している。現在48歳で老眼がある筆者は、普段使っているメガネ同様、遠近両用レンズで作ることにした。

カールツァイスの遠近両用レンズには4つのシリーズ(グレード)があるが、カールツァイスの実力を存分に試すべく、最上級の「Individual 2」を選んだ。Individual 2は、さまざまなデータに基づき、1枚1枚設計することで「今までにない質の高い視界」が得られるという。

今回は、カールツァイスジャパンの協力により、カールツァイス独自の次世代視覚矯正システム「i.Scription®」を用いたフルオーダーメイドでレンズを作成した。

ZEISS Progressive Lens Individual 2. 一人ひとりの要望にお応えするフルオーダーメイドレンズ - YouTube


カールツァイス「i.Scription®」レンズができるまで

1.「i.Profiler®plus」による測定

カールツァイスが独自に開発した「i.Profiler®plus」を用いて、一般のメガネ店にある器械よりも詳細に眼のデータを測定する(※)。

※近視・遠視・乱視の量、角膜の形状、瞳孔の大きさ、波面収差など。

i.Profiler®plusでの測定を受ける筆者(画面左)。

i.Profiler®plusでの測定を受ける筆者(画面左)。

2.自覚検査

通常のメガネレンズを作るときと同様、各種視標の見え方を比較・確認しながら近視・遠視・乱視の度数を測定する「自覚検査」をおこなう。

3.「i.Terminal®2」による測定

メガネは眼とレンズとの位置関係が少しでもズレていると見え具合が悪くなる。そのため、レンズを作る前にフレームを適切な位置にフィッティング(調整)し、アイポイント(レンズ内の瞳がある位置)を正確に計測することが必要だ。

そこで、「i.Terminal®2」を用いてメガネのフィッティング状態を撮影・解析し、PD(左右の瞳孔間の距離)やフレームの寸法、瞳に対するフレームの距離や角度、アイポイントの位置などを0.1mm単位で計測する。

i.Terminal®2での撮影・解析は、新たに作製するレンズを入れるフレームに専用の器具を取り付けた状態でおこなわれる。

i.Terminal®2での撮影・解析は、新たに作製するレンズを入れるフレームに専用の器具を取り付けた状態でおこなわれる。

i.Terminal 2 - YouTube

4.究極のフルオーダーメイドレンズが完成

「i.Profiler®plus」「自覚的屈折測定」「i.Terminal®2」から得たデータを全て反映させ、カールツァイス独自のアルゴリズム(計算方式)「i.Scription® 」により度数を最適化したレンズが完成する。

通常のメガネレンズは0.25D(ディオプター)刻みの度数で作られるが、i.Scription®レンズは0.01D刻みという高い精度で作られる。その結果、従来のレンズによりも明るく鮮明な視界が得られるという。

i.Scription® by ZEISS - YouTube


詳細な測定を元に度数を最適化

「i.Scription®」システムでは、測定結果とそれに基づくシミュレーションをタブレット端末で確認できる。

まずは、「眼の収差図」を見てみよう。「収差」とは、ぼやけたりゆがんだり見える状態を指し、この「眼の収差図」ではグリーンが収差が少なく、赤やオレンジ、ブルーは収差が多いことを示している。

i.Scription®が解析した「眼の収差図」。ほぼ全域がグリーンで彩られた左眼に対して、右眼はオレンジや青の収差が多い部分も目立つ。

i.Scription®が解析した「眼の収差図」。ほぼ全域がグリーンで彩られた左眼に対して、右眼はオレンジや青の収差が多い部分も目立つ。

また、今回の結果から、「左眼に比べて右眼のほうが収差が多いこと」「暗い場所では近視と乱視の度数が強くなること」が分かった。「左眼に比べると右眼は見づらい」「雨の日や夜間の運転は見づらくて緊張する」という筆者の悩みは、きっとこれらが原因なのだろう。

続いて、「i.Profiler®plus」「自覚検査」「i.Scription®」による3つの度数を比べてみよう。

(上)i.Profiler®plus で測定した波面収差。(中)自覚度数。(下)i.Scription®が計算した最適化度数。それぞれ異なる度数となっている。

(上)i.Profiler®plus で測定した波面収差。(中)自覚度数。(下)i.Scription®が計算した最適化度数。それぞれ異なる度数となっている。

それぞれ数値が異なるのだが、中でも「i.Scription®」による「最適化度数」の結果に驚いた。メガネ店に16年間勤務していた経験から見て、従来の測定方法では同じ結果を導き出すのは非常に難しい。

さらに、レンズを通した見え方をシミュレーションした「点広がり関数」を見てみよう。

昼間に瞳孔が小さい状態をシミュレーションした「点広がり関数」。左右ともに「自覚度数」 よりも「最適化度数」のほうが白い光が小さい、つまりハッキリ見えることが示されている。

昼間に瞳孔が小さい状態をシミュレーションした「点広がり関数」。左右ともに「自覚度数」 よりも「最適化度数」のほうが白い光が小さい、つまりハッキリ見えることが示されている。

夜間に瞳孔が開いた状態をシミュレーションした「点広がり関数」。全体的に昼間のシミュレーションと比べて白い光がにじんだようになっているが、「自覚度数」よりも「最適化度数」のほうが白い光が小さく、ハッキリ見えるという解析結果となっている。

夜間に瞳孔が開いた状態をシミュレーションした「点広がり関数」。全体的に昼間のシミュレーションと比べて白い光がにじんだようになっているが、「自覚度数」よりも「最適化度数」のほうが白い光が小さく、ハッキリ見えるという解析結果となっている。

「点広がり関数」では、画面上の白い光が小さいほどハッキリ見える状態とされる。

今回の結果を見てみると、「自覚度数」に比べて「最適化度数」のほうが白い光が小さい、つまりハッキリ見えることが示されており、良好な視界が得られる期待が高まってくる。

この「最適化度数」で作られたレンズの見え方については、次回の「装用レビュー編」でご紹介したい。


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(本記事は、執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。また、外部リンク先につきましては、削除されていることもございますので、ご了承ください。)

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