メガネブランドJINS(ジンズ)は、生成AIを活用した対話型接客サービス「JINS AI(ジンズ エーアイ)」の実証実験を行う店舗を本格的に拡大する。
JINS AIは、顧客が抱くメガネ購入に関する疑問や悩みに対して、店舗スタッフの接客のように瞬時に回答や提案をする、JINS(ジンズ)が自社開発したサービスだ。「初めてメガネを選ぶけれど、何から始めればいい?」「自分の顔に本当に似合う一本が見つからない……」といった、多くの顧客が抱える疑問や悩みを解決すべく開発された。日本語以外の言語にも対応している。
手持ちのメガネや自身の顔写真から、類似のフレームや顔型に最適なメガネを提案できるのもJINS AIの特長だ。顧客からの画像入力にも対応した、自社開発の生成AIを活用した対話型接客サービスは、メガネ業界初だとしている(JINS調べ、2025年6月現在)。
JINS AI
JINS(ジンズ)はこれまで、似合うメガネをAIが提案する「JINS BRAIN」や、メガネを掛けたまま他のメガネをバーチャル試着できる「MEGANE on MEGANE」など、最新のデジタル技術を使ったサービスを展開してきた(下記リンク参照)。JINS AIは、その進化の最先端に位置するサービスだ。
- JINS(ジンズ)がウェブと店頭をシームレスにつなぎメガネを試着・検討しやすくする最新デジタルサービスを導入
- オンラインでカンタン試着&似合い度判定 MEGANE on MEGANE / JINS BRAIN
JINS AI 店内掲載イメージ
JINS AIは、「自分の顔型に合うフレームは?」「かわいい雰囲気の黒ぶちフレームは?」といった複雑な質問に対しても、単に決まり切った回答をせずに、質問の意図を正確にくみ取り、適切な回答を生成するという。しかも、会話のやりとりを踏まえ、商品画像を交えながら応対するので、まるで店舗スタッフから接客を受けているような体験が可能とのことだ。スマートフォンから専用URLにアクセスするだけで、誰でも気軽に利用できるのも魅力と言えよう。
JINS(ジンズ)は、これまで10店舗(※下記リスト参照)でJINS AIの実証実験を行い、メガネ選びに客観的な意見を求める顧客や、自分のペースでじっくりメガネを選びたい顧客、インバウンドの顧客を中心に、「使いやすかった」「提案内容が素晴らしかった」といった反応が得られたという。今後、実証実験を行う店舗を拡大し、得られたデータと既存技術を掛け合わせてアップデートしていく予定だ。
JINS AI 3つの特徴
1.アイウェア(メガネ)の効率的な選び方をサポート
アイウェア年間販売本数日本一(JINS調べ、2024年8月末時点)の実績から得た商品知識やサービス内容、顧客からのよくある質問などのデータを使い、メガネの買い方や用途に応じたレンズ選びまで幅広い疑問を解決する。
2.顔型や雰囲気に合うフレームやレンズを提案
利用シーンやなりたい印象、顔型などから、最適なフレームを瞬時に提案することで、店頭での商品比較をよりじっくりと行える。
4.インバウンドの顧客にも多言語でスムーズに応対
自社開発の生成AIが、入力言語に対応した回答を生成。現段階では英語・中国語・韓国語での回答実績があり、店舗スタッフと会話をするような感覚で顧客に寄り添う。
JINS AIを体験できる実証実験店舗
JINS AIを体験できるのは現在10店舗。随時拡大予定。