東京から世界へ、日本のメガネの価値を発信すべく新設されたデザインアワード「TOKYO EYEWEAR AWARD 2026」のグランプリが決定、発表された。
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026は、アイウェアの魅力を他覚的に捉えることを目指し、以下の5部門から構成されている。
- アイウェアデザイン部門:デザイン性、造形美、トレンド性、掛け心地、機能性など、総合的に 完成度の高い製品を評価する部門。
- MADE IN JAPAN部門:日本国内で製造され、ジャパンブランドならではの卓越した職人技と高いクオリティを備えた製品を評価する部門。
- ラグジュアリー部門:プレミアムな素材使い、希少性や限定性などを備えた、ラグジュアリー市場にふさわしいハイエンドモデルを評価する部門。
- キッズ部門:デザイン性・安全性・快適性に加え、子どもの成長に合わせたカラーやサイズ展開など、総合的に優れたキッズ製品を評価する部門。
- アクセサリー部門:デザイン性、機能性、ユーザー体験の向上など、アイウェアをより魅力的かつ便利にする周辺アイテムを評価する部門。
審査は4月21日~4月22日に開催されたメガネの展示会「第58回 WORLD OPTICAL FAIR(WOF)」に来場したメガネのプロたちの投票と、同展示会のSNS(Instagram・X)のフォロワーの投票で行われた。SNSのフォロワーという、一般ユーザーからの視点を加えたのが、これまでのデザインアワードとの違いだ。
この記事では上記5部門でグランプリを受賞した製品を全てご紹介する。
【参考記事】
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026 アイウェアデザイン部門 グランプリ
【ブランド名】design88(デザインハッパ)
【モデル名】品番:14「ついて来られるものはついてこい!」 色名:古緑と赤
【企業名】スギモトデザインスタジオ
design88(デザインハッパ)
品番:14「ついて来られるものはついてこい!」 色名:古緑と赤
【製品紹介】
塗装剥げさえ、愛おしい。
デニムのように「育てる」眼鏡。
◆ 傷を「景色」に変える
致命傷である「塗装剥げ」を、あえてデザインとして採用しました。
日常の摩擦で徐々に剥がれる特殊塗料により、使い込むほどに下地が露わになります。
それは劣化ではなく、あなたの歴史が刻まれた「ヴィンテージ」への進化です。
◆ 「重厚」なのに「無重力」
「悪魔の腕」を模したテンプルは、βチタンを一本ずつバーナーで手焼きしたもの。
荒々しい質感とは裏腹に、超軽量樹脂との組み合わせで驚くほど軽やかな掛け心地を実現。
見た目と機能の「心地よい裏切り」を仕込みました。
◆ Hand Made by ORE
企画から加工までデザイナーが一貫生産。
しかし、最後の仕上げは使い手である「あなた」に委ねられています。
共に時を刻み、完成させる相棒です。
【受賞コメント: デザイナー 杉本 早見氏】
傷つき、色が剥げ、削り取られていく。その変わりゆく姿こそが真の美である。
私たちが提唱する『経年侵化』の哲学が、このTOKYO EYEWEAR AWARDという権威ある場で
グランプリに選ばれたことを、心より光栄に思います。
品番:14「ついて来られるものはついてこい!」・色名:古緑と赤は、ユーザーと共に時を刻み、完成へと向かう「未完の器」です。
既成概念を覆すデザイン性と、鯖江の職人技が成せる極限の掛け心地。
その融合を「美」として評価いただけたことは、design88が歩んできた道が正しかったという確信に繋がりました。
これからも時を味方につけ、誰も見たことのないデザインの深淵へと突き進みます。
「ついて来られるものはついてこい!」
私たちはこれからも、侵化し続ける美を追求し続けます。
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026 MADE IN JAPAN部門 グランプリ
【ブランド名】Haku(ハク)
【モデル名】Haku-12record (S) Silver
【企業名】株式会社金沢眼鏡
【製品紹介】
「素顔を魅せる。」をコンセプトに掲げるファクトリーブランド Haku から、2種の特殊チタン合金を適材適所に用いたハイエンド12角形モデルのご紹介です。
今回のモデルは、従来よりも幅を持たせたリムにレコード調の模様を施し、Haku らしい繊細さの中に新たな個性を加えています。正面の厚みはわずか0.7mmと極めて薄く仕上げながら、多様なレンズ厚に対応できるようリム幅は2.0mm以上に拡張。見た目の軽やかさと実用性を両立させました。
鼻元には、一山よりも調整がしやすいマンレイ山を採用し、さらに滑り止めの砂打ち加工を施した12角形チタンパッドを特別に装備。テンプルには、しなやかな掛け心地を生む直径0.9mmのチタン合金を使用するなど、細部までユーザビリティを追求した仕様となっています。
性別を問わず掛けられるデザインで、40代以上の大人が求める落ち着きと、ほんの少しの遊び心を両立した一本。 ぜひ手に取り、純日本製ならではの精度と美しさをご体感ください。
【受賞コメント: 企画・営業担当 丸子 力明 氏】
この度、TOKYO EYEWEAR AWARD 2026「Made in Japan」部門にてグランプリを受賞いたしました。 日頃よりご支援いただいている関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
今回受賞したハイエンドモデル 12record は、「思い切って“できる限り多角形”の眼鏡を作ってみたら面白いのでは?」 という、ある社員の何気ない一言から生まれたモデルです。
そこから試作と改良を重ね、リムのレコード模様や、チタンパッドまで12角形に仕上げるという徹底したこだわりが、今回評価いただけた点だと感じております。
そして、眼鏡づくりはどこまでいっても手仕事です。人の技術の熟練と継承がなければ、純粋な日本製フレームは今後ますます希少になってしまうかもしれません。
だからこそHakuは、Made in Japanの眼鏡づくりにこだわり続ける、工場発信のブランドであり続けたいと考えております。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026 ラグジュアリー部門 グランプリ
【ブランド名】CAZAL LEGENDS(カザール レジェンズ)
【モデル名】MOD.050 Col.003
【企業名】株式会社エイトオプティク
【製品紹介】
カザールブランド誕生50周年を祝して生まれた MOD.050 は、節目の年にふさわしい“圧倒的な存在感”を宿したアニバーサリーモデルです。
本作は、創業デザイナーである故カリ・ツァローニ氏が遺した未発表デザイン画をもとに再構築された、極めて希少性の高い限定コレクション。
メッシュ仕様のサイドカバーや、精緻に削り出されたエッジの効いたシルエットが、ラグジュアリーでありながらカザールらしい大胆な美学を際立たせています。
ブランドの歴史、哲学、唯一無二のスタイルが凝縮された、まさに“50周年の象徴”と呼ぶべき一本。
Col.003 は 世界限定499本 のシリアルナンバー入りで、コレクションピースとしての価値も高い。
アイウェアという枠を超え、アートピースとしての存在感を放つ、CAZAL の真骨頂がここにあります。
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026 キッズ部門 グランプリ
【ブランド名】V.Design Kids(ブイ・デザイン キッズ)
【モデル名】K231 JUSTIN VE
【企業名】株式会社スドー
【製品紹介】
「子どもだからこそ、もっと自由に、もっと大胆に」
V.DESIGN Kids は、そんな想いを形にした、創造性と楽しさに満ちたキッズアイウェアです。
フランスの権威あるアイウェア展示会「SILMO」において、最優秀賞である “SILMO d’Or” に
ノミネートされた実績を持ち、近年ますます注目度が高まっています。
グランプリ受賞モデル「K231 JUSTIN VE」は、ブラックマーブル柄フロントに、キャンディのように鮮やかなネオングリーンのテンプルが印象的。カラフルなエポキシが子どもたちの表情をいっそう明るく見せてくれます。幾何学模様や小さな遊び心のあるモチーフが散りばめられたデザインは、男の子も女の子も思わず手に取りたくなるフレッシュさにあふれています。
楽しくて、スタイリッシュで、個性たっぷり——V.DESIGN Kids のフレームは、どんな動きにも、どんな気分にも寄り添います。
関連記事
- “メガネ界のアカデミー賞”SILMO D'OR(シルモドール)2024 ノミネート決定 日本からは5製品がノミネート
- “メガネ界のアカデミー賞”SILMO D'OR(シルモドール)2023 ノミネート決定
※どちらも「Variation Design」のブランド名で「CHILDREN(子ども部門)」にノミネート。
TOKYO EYEWEAR AWARD 2026 アクセサリー部門 グランプリ
【ブランド名】PEARL(パール)
【モデル名】メガネタイクリップ ET-2
【企業名】株式会社パール
【製品紹介】
胸元にそっと遊び心を添えてくれる ET-2 は、メガネをモチーフにしたユニークなデザインが魅力のタイクリップです。
フロント部分には、眼鏡フレームにも使われるアセテート素材を採用しており、深みのある色合いと上質なツヤが小さなパーツの中にもしっかりと息づいています。
アセテートならではの透明感と立体感が、ミニチュア眼鏡の造形をより引き立て、シンプルなネクタイに添えるだけで装いに個性と洒落感をもたらします。
ネクタイをしっかりとホールドするクリップ構造は実用性にも優れ、眼鏡に関わる仕事の方やメガネ好きの方へのギフトとしても喜ばれるアクセサリーです。
【受賞コメント】
■代表取締役コメント
この度は「TOKYO EYEWEAR AWARD 2026」にてグランプリという栄誉ある賞を賜り、誠にありがとうございます。
本製品「ET-2」は、眼鏡をより身近に楽しんでいただきたいという思いから生まれたアクセサリーです。
細部にまでこだわり抜いた開発姿勢をご評価いただけたことを大変光栄に存じます。
今後も当社は、眼鏡の新たな魅力を提案し続けてまいります。
■商品企画コメント
ET-2は「おもちゃに見えないリアルな眼鏡型タイクリップ」を目指し、質感やクリップの太さとフレームの幅など細部のバランスを何度も調整しました。
アクセサリーでありながらもセルフレームと同素材“アセテート”を用いた“実際に掛けられそうな眼鏡”と感じていただける表現を追求しています。
ネクタイに限らず、ジャケットやカットソーなど自由に楽しんでいただける点も含め、多くの方に評価いただけたことを嬉しく思います。



























