FACTORY900 YOKOHAMA BASE 2周年記念 トークイベント 青山嘉道×田村洋介 デザイナー対談- GLAFAS(グラファス)

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FACTORY900 YOKOHAMA BASE 2周年記念 トークイベント 青山嘉道×田村洋介 デザイナー対談

FACTORY900 YOKOHAMA BASE 2周年記念 トークイベント 青山嘉道×田村洋介 デザイナー対談

(左)田村洋介氏 (右)青山嘉道氏

メガネソムリエがいる山下眼鏡店(神奈川県横浜市)2Fにある、アイウェアブランド FACTORY900(ファクトリーキュウヒャク)のオフィシャルショップ「FACTORY900 YOKOHAMA BASE」では、開店2周年を記念して FACTORY900のデザイナー青山嘉道氏と田村洋介氏によるトークショーを4月20日(土)に開催した。

青山・田村両氏が、どんな思いでデザインし、具現化しているのか?直接話を聞ける貴重な機会ということで、会場にはFACTORY900のファンが詰めかけ、ふたりの話に熱心に耳を傾けていた。

写真:GLAFAS(人物)、FACTORY900(メガネ)


FACTORY900(ファクトリーキュウヒャク)とは

2000年にスタートした青山眼鏡(福井県福井市)の自社ブランド。ブランド名は青山眼鏡の福井県眼鏡工業組合での登録番号である「900」番に由来。

「THE FUTURES EYEWEAR」というコンセプトのもと、世界でもここでしか作ることができないと言われる特殊なプラスチック造形技術を存分に生かした独自のデザインは、世界でも高く評価され、メガネ界のアカデミー賞とも称される SILMO D'OR(シルモドール)を2013年2015年に受賞している。


司会
田村さんは2018年秋発表のコレクション、全6型を全て任されたとのことですが、いかがでしたか?

田村
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、全6型中、自分がデザインしたモデルはFA-235、FA-370、FA-234の3型です。どうして3型になってしまったのかと言いますと、「時間切れ」です。ひとつひとつのモデルに時間を掛けすぎてしまい、締め切りに間に合わなかったのです。

FACTORY900 FA-370 カラー429

FACTORY900
FA-370
カラー429

司会
それは青山さん的にどうだったんですか?

青山
うーん……もうハラハラですよね。正直、スタートがやっぱり遅かったですよね。

司会
コレクションの準備を始めたのは6月か7月くらいだったようですが、そのタイミングでは遅かったということですか?

青山
あの時点ですでにだいぶハラハラして見ていたので、これはちょっと無理ではないかと……。

田村
そうですね……。

司会
青山さんはどのくらい前からコレクションの準備をされるんですか?

青山
基本的には秋のモデルが終わったら、次のコレクションに向けてスタートします。しかし、頭の中での構想するのと実際に絵を描き始めるのは別なんですよね。今は半年スパンでデザインを出していますのが、かなり時間がないところでやっているのは確かです。

司会
時間がギリギリの中、結果的に田村さんのデザインは3つになったということですね・・・。

青山
でも、よくやったほうだなあと思います。

田村
恥ずかしい話、一度青山にスゴく怒られまして……「遊びじゃねぇんだぞ!」って、珍しく怒られまして。そのとき、FA-235とFA-370のデザインは描き終えていたのですが、残りについてはまだできあがっていなかったんです。コレクションは全部で6型だったんですが、決められた期日までにあと3型のデザインを出すということになりました。その期日にデザインを3型出したんですが、その中で残ったのがFA-234……つまり、3型のうち1型に絞られてしまったということです。

FACTORY900 FA-234 カラー139

FACTORY900
FA-234
カラー139

司会
田村さんは2011年5月に青山眼鏡に入社されたので、FACTORY900の一員となってから、まもなく8年ですね。親御さんから「安定した大きな会社に勤めてほしい」と言われていたので、大学を卒業後、デザイナーへの道をあきらめて全国チェーンのメガネ屋さんに就職されたと聞いています。それなのに、メガネデザイナーを目指してFACTORY900に入るべく、メガネ屋さんを辞めるときに、親御さんは大丈夫だったのでしょうか?今、親御さんはどのようにおっしゃっているのでしょうか?

田村
メガネ屋さんを辞めて(青山眼鏡のある)福井に行くときは、快く送り出してくれました。しかし、最初はやっぱり全然認めてくれませんでしたし、「ただ遊んでるだけなんでしょ?」という感じに見られていたと思うんです。ただ、ぼくは毎年自分が作ったモデルに関しては、全部両親に見てもらいたいので、実家に帰ったときには全部のモデルを持って帰って、父親に掛けさせたりしてるんです。

司会
今、お父様がお掛けになっているメガネは?

田村
基本的にFACTORY900ばっかり掛けてます。ぼくがデザインしたモデルは掛けてないですけど……。

(会場笑い)

司会
なんとカッコいいお父さんなんでしょう!

田村
父はなんかメガネが好きみたいで、「これ欲しい!」っていうモデルは買ってあげてます。お母さんも掛けてます。妹も、姉のダンナも掛けてます。

司会
みんなFACTORY900!スゴいですね!家族全員集まったら、なかなかの存在感がありますね。ということは、今は親御さんも認めてくれてますよね?

田村
最初の頃よりは認めてくれているのかなと思います。基本的に父親はぼくにほめてくれないんですよね。大学に行っていたとき、絵を描いて親に見せると、母は「スゴいね!」とか言ってほめてくれましたが、父は全然ほめてくれませんでした。そんな父も最近では「よく考えるね」みたいなところまでは言ってくれるんです。

司会
メガネのデザインを始めて8年ですものね。

青山
8年ですよね。

(左)田村洋介氏 (右)青山嘉道氏

司会
青山さんにうかがいます。田村さんがこの8年でどのように成長してきたな、変わってきたなと思いますか?

青山
田村は基本的にまじめなので、非常にまじめなので、このまじめさがいつ壊せるのかな?と思いながら、この8年ずっと見ていたんですよね。たぶん、まじめをもう一個壊せると、なんかブワーッと広がるんじゃないかとスゴく感じてますね。

司会
青山さんはまじめなタイプですか?

青山
ぼくですか?ぼく、まじめです。(笑)

(会場笑い)

司会
まじめでもタイプが違うということですか?

青山
確かにタイプは全然違うんですけど、田村のデザインに対する向き合い方は、やっぱりスゴくまじめだな真摯にデザインに取り組んでいるなと思います。それがいいのか悪いのかは、ぼくも最近ちょっと分からなくなってますけど……。

田村
青山はメガネのことしか考えてないんで。そこは完全に負けますね。青山はメガネのことしか考えてないです。

司会
それは間違いないですか、青山さん?

青山
お酒のこともちょっと(笑)。

(会場笑い)

デザインストローク

司会
今日は田村さんに入社したときの課題であった「デザインストローク」をお持ちいただきました。この会場に早く来ていただいたみなさんには、デザインストロークを試していただきましたが、いかがでしたか?

観客
無理っす!

司会
ですよねー!デザインストロークがどのようなものか?話していただけますか、田村さん?

田村
デザインストロークは、ぼくがメガネのデザインをしたいと青山にお願いしたときに、一番始めに出された課題です。B4かA3の紙に中心をとって、コンパスを使って2ミリピッチで円を描き、それをペンでなぞったあと、縦横の接線を描くというものです。コンパスで2ミリ測っては円を描き、コンバスの芯を折ってからよく研いで、もう一回2ミリ測って円を描いて、また芯を折って研いでを繰り返していきます。

青山
コンパスでの下書きが大変なんだよね。

田村
大変です。

デザインストロークの説明をする田村洋介氏

司会
田村さんが初めてデザインしたモデルについて、青山さんは100点満点中15点だとおっしゃったそうですが、今は何点くらいまで来ていますか?

青山
そのとき15点と言ったのは、あくまでも全然足りていないというだけで、何か基準があって15点と言ったわけではないんです。ぼく自身が作っているものに対しても、100点満点をもちろん目指していますけど、100点満点なんか全くほど遠いよねって思いますし。それが他人のデザインだったらどう思うか?自分が見ている延長線上にいるのであれば、なおのこと厳しくもなりますし。もっと自分より高く飛べよ!って思いたくもなりますので。

司会
田村さんに対して、そういう風に思っているんですね。

青山
それはもう間違いなく思っていますね。田村のことは可能性がある人だと思っていますし、だからこそデザインストロークという課題も与えましたし。FACTORY900のデザインがやりたいって言ってきた人には、基本的にデザインストロークを渡すようにしてるんです。でも、デザインストロークができた人って、二人目だよね?

田村
そうですね。

司会
そうなんですね!お一人目は?

青山
もう辞めちゃった子がいるんですけど……。デザインストロークをやり遂げられる人は、やっとスタートラインに立てると思っていますので。

司会
田村さんがデザインストロークをやり遂げた二人目ということですが、その後できた方はいらっしゃいますか?

青山
いませんね。たまに「やってみなよ」って軽く言ったりしますし、「やります」と言う人もいますけど、なかなかできませんね。ただ、正直これは誰でもできるんです。特殊なスキルが必要でもないですし、ただただ忍耐力と時間と努力というか、精神状態というか、とにかくやれば必ず終わるものなので。嫌にならずにちゃんと一歩一歩進めるかどうか?毎日コツコツできるかどうか?ただ、それが試されるだけなので。

司会
あきらめてしまう方もいらっしゃるんですか?

青山
普通は嫌になるので。「こんなこと、何の役に立つんだ」っていうことになりますし、「こんなの何の意味もないよ」って思いますし。実際、何の意味もないんで。

司会
意味がないことはないと思もうんですが、デザインストロークはどのくらいの期間でできるものなんですか?

田村
ぼくは5月に入社して、9月にあるsilmo(シルモ)展(※1)までに仕上げると青山に宣言して、やり遂げましたので、5ヶ月はかかってますね。

司会
途中で何回も失敗しましたか?

田村
もちろん失敗してます。1回で成功することはないと思います。

(左)田村洋介氏 (右)青山嘉道氏

司会
デザインに関しては100点よりもさらに上を目指していかなければならないと思いますが、青山さんから見て、田村さんは今どのくらいまで来ていると思いますか?なかなか点数を出しづらいかと思いますが。

青山
ある意味10点かもしれないし、30点かもしれないし……。100点の意味も価値も、見方によって本当に変わってしまうので。それはぼく自身がスゴく感じることなので。スゴく進んだ、スゴくいいのができたと思っても、やっぱりスゴく先が遠かった、まだまだ浅瀬でちゃぷちゃぷしてるみたいなことは、いつでも感じていることなので。やればやるほど遠くなるっていうか、デザインってそういうものかなあって思ってますね。

司会
師匠である青山さんからこういうことばを聞くと、田村さんはどんなお気持ちですか?

田村
まだまだ本当にぼくも、もっともっと浅瀬でちゃぷちゃぷしてる感じなんで、ホントにもっとやらなきゃなっていう……。

司会
青山さんは以前、「デザイナー=自分の理想を追いかける職業」だとおっしゃっていましたが、田村さんはどう思いますか?田村さんはデザイナーという職業に就くという夢を叶えて、これからもっともっと高みを目指していると思うんですけど。

田村
デザイナーとして、やっぱり今つらいことが本当に多くて……。2015年にKAMURO(カムロ)のデザイナーとのトークイベントで、「働くことがスゴく楽しい」と言ったんですけど、今はホントにそうは言えないかなあ……ホントにつらいことが多いですよね。ホントにつらいことは多いですけど、だからこそ楽しいときとかうれしいとき、例えば自分がデザインしたモデルが完成して、それを手にしたときには普段とは本当に違う世界が見えるので、そのときのためにデザイナーという仕事をやってるんだなあと思います。

テンションが上がる瞬間、スゴくこの仕事をやっててよかったなと思う瞬間が2つあります。まず一つ目は、サンプルができあがってきたときです。一番テンションが上がります。平面の中で書いていた図面やデッサン、頭の中にあったものだったりするものが、最初にカタチになって上がってくる瞬間っていうのが、ぼくの中でのピークかなあって思っています。

変な言い方かもしれませんが、サンプルが上がってから展示会までに期間があると、ちょっとずつ飽きてきちゃうんですね。それはどうしてかと言いますと、自分がデザインしたモデルを発表する展示会というのは、 そのモデルがメガネ屋さん、取引店さんに伝わるのかな?っていう「答え合わせ」だと思っているんです。この仕事をやっててよかったなと思う瞬間のひとつは、そこかなと思っています。

その次の「答え合わせ」は発売日です。今日はぼくがデザインしたFA-235が発売されるので、まさに「答え合わせ」の日かなと思っています。

FACTORY900 FA-235 カラー239

FACTORY900
FA-235
カラー239

田村
もうひとつのテンションが上がる瞬間は、今日のようなイベントがある日です。今日のようなトークイベントはめったにないんですけど、こういう風にぼくにスポットを当てていただいたり、トランクショー(※2)に呼んでいただいて、買っていただいたユーザーさんに会えるっていうのが、ぼくの中ではテンションが上がる瞬間の二つ目かなと思います。

モデルを生み出すのにつらくてボロボロになるんですけど、「あのモデルいいね!」とか、そんな言葉を聞かなくても、ぼくが作ったモデルを掛けて来てくれるだけで、その瞬間、ホントにうれしいんで。そうこうことで心とカラダを修復しながら、次のモデルに活かせるというか。今日みたいなときは、ほんとうにうれしいんで。特別な、自分にとってのごほうびなのかなって思ってますね。

司会
8年前にFACTORY900に入る前は、田村さんご自身がトランクショーに通われていたんですよね?それが8年後、自分がこういう風になっているって想像していましたか?

田村
いやあ、想像してなかったですね、そのときは。

司会
田村さんが初めて青山眼鏡に見学しに行ったとき、本来は部外者を絶対に入れないという工場の中を見せてもらえたことをよろこんでいたそうですが、すでにそのときデザイナーとしての道を進むことが決まっていたんですかね?

青山
そうですね、決まってたんだと思います。見学に来ると言っている時点でもう、「この子、入る(入社する)んだろうな」って思いましたし。

青山嘉道氏

司会
こうしてデザイナーとしてのキャリアを積んできた田村さんが考える、FACTORY900の未来を教えてください。

田村
もっと新しいことをどんどんやっていきたいなと。常に新しいことをやっていくのがFACTORY900だと思っていますので。FACTORY900は、大文字の900、小文字の900、RETROという3つのライン(※3)でやっているんですが、もっと違うFACTORY900があってもいいと思っています。例えば、ラグジュアリーなファッションに特化したお店に入っていくようなFACTORY900があってもいいんじゃないかなって。それをぼくが中心になってやっていきたいって思います。

そういった経験が、ブランドの一番の柱、幹になっている大文字の900につながっていくと思いますので、いろんなものをもっと経験して、大文字の900をより太い柱、太い幹にしていきたいなっていう思いがあります。

司会
田村さんの描くFACTORY900の未来について、青山さんはどう思いますか?

青山
頼もしい!カッコいい!その調子で!

田村洋介氏

司会
ここで会場のみなさんからのご質問をお受けしたいと思います。

観客A
田村さんにおうかがいしたいのですが、世の中に一石を投じるようなデザインやこれは売れるよねっていうデザインなど、どの辺のバランスを狙ってデザインしているのでしょうか?

田村
全部考えていますね。今回のコレクションで初めて全6型を任されたとき、全部考えました。それまでは1型とか2型、自分のやりたいものだけ……こうだろ!スゴいだろ!っていう1型に絞ってデザインしていたんですけど、そのシーズンのコレクション全6型となりますと、売れるモデルを作りたいと思って、肩にメチャクチャ力を入れて描くモデルもあれば、世の中に一石投じる見たいな、ホントに驚かせてやろう!コアユーザーさんに真っ直ぐ届くようなモデルをデザインしたり、自分の中で新しいモデル、世の中をひっくり返してやろうっていうんじゃないですけど、そういったモデルを作りたいとか、そういういろんなことを考えて、モデルごとにテーマを決めてデザインしていますね。

観客A
FACTORY900のファンが「これこれ!」っていうモデルとか、良くも悪くも裏切るというか「えっ!」と思うモデルとか、その辺も意図的にデザインするんですか?

田村
意図的にデザインしています。同じものばかり出していたら、やっぱりユーザーさんも飽きてしまうんで、ユーザーさんの心を揺さぶっていかなければならないんで、そういうのをいつも考えていますね。

観客B
以前、よそのトークショーで青山さんが「メタルフレームをやっていきたい」みたいなお話しをされた記憶がありますし、昨年12月に発売されたレクサスとのコラボモデルもメタルフレームでしたが、田村さん的にはメタルフレームをデザインしてみたいとか、もしデザインするならこういうものが作りたいみたいな思いはありますか?

田村
うーん……それは考えてなかった。

(会場笑い)

田村
メタルという異素材を使ってどうのこうのというよりは、今ある会社がプラスチックの工場なんで、やっぱりプラスチックをメインで可能性を追求していくほうが、今の気持ち的には大きいですね(※4)。メタルに関しては、青山に任せようかなっていうところで。メタルとプラスチックは、やっぱり全然違うことになってくるんで。もちろんメタルに取り組めばおもしろいものになるとは思うんですけど、メタルに関しては青山に任せっきりですかね。今のところ、ぼくは脳がそこまで追いついてはいないです。

田村洋介氏

観客A
工場側からカタチにするのが難しいと言われて、デザインがボツになるケースはあるんですか?

田村
ウチはなんとかカタチにしてくれますね。ホントに微妙な妥協はあるかもしれないんですけど、やりたいっていうことに対しては、全員集まってミーティングして、どうしたらそれができるか?は、会社が片を付けてくれます。会長、社長、工場長をはじめ、そういう体制がウチの会社の強みではないかと思います。

青山
今までにない技術を……

田村
取れ入れることも……

青山
今までなくても、じゃあ新たにこうやったらできるんじゃないか?みたいな。

田村
FA-324というモデルがそうだったかもしれないですね。あの上下の組み合わせが、どうしたらそうなるか?どうしたらできるか?っていうのは、今まで使ってなかったところから生まれたモデルなんで。そういう風に片を付けてくれます、ウチの会社は。

FACTORY900 FA-324 カラー011

FACTORY900
FA-324
カラー011

司会
大手チェーンのメガネ屋さんに勤めていたときには、自分がやりたい方向とは違うところで葛藤されていた時期があったとおっしゃっていましたけど、今もスゴく大変でボロボロかもしれませんが、気持ち的なところでは全然違いますよね?

田村
前の会社にいたときはホントにダメになると思ったんですが、今は自分たちで作った、日本製のメガネをみなさんに買ってもらっているという気持ちがありますので、いいボロボロです。

観客C
この会場にいる社会人のみなさんも生きるため、食うために働いている部分が多いと思うんですけど、ボロボロになっても頑張れるのはどういうところからなのか?田村さんのことばで聞きたくって……ぜひお聞かせいただければと。

田村
(しばし沈黙)うーん、やっぱりウチの会社が好きなのかもしれないですね、ぼくは。認められたい、青山に認められたいっていう気持ちがやっぱりあるんで。青山を超えたいっていう気持ちもあるし。やらなければ超えられないし、何をやってても、寝てるだけじゃ、ダラダラしてるだけじゃ、いいものは生まれないんで……そこですかね。

あと、ホントにきれい事みたいになってしまいますけど、お金を出して買ってもらえる、1,000円、2,000円の安い買いものじゃないんで、何万円も出して、人の生活に寄り添うものになるっていうのが、ホントにぽくはうれしいんで……頑張れるかなあと思います。

青山
もう100点の答えです。

(会場笑い)

(左)田村洋介氏 (右)青山嘉道氏


※1:毎年秋にフランス・パリで開催される、世界最大級のメガネ展示会。ここで発表される SILMO D'OR(シルモドール)は、各部門において創造的かつ革新的なものに贈られる賞で、メガネ界のアカデミー賞ともいわれている。

※2:ブランドのデザイナーもしくはスタッフが直接ショップに商品を持ち込んで展示販売するイベントのこと。売り手(作り手)と買い手が直接触れ合える、貴重な機会となっている。

※3:各ラインの詳細については「Products | FACTORY900 (ファクトリー900)」を参照。

※4:「青山眼鏡株式会社は、日本製のめがねの 95 %がつくられている福井・鯖江産地で、80年間3代にわたりプラスチックフレームを自社一貫生産にて作り続けてきた家族経営の小さな工場です。」(「FACTORY900とは | Concept | FACTORY900 (ファクトリー900)」より)


FACTORY900 YOKOHAMA BASEについて

トークショーを開催したFACTORY900 YOKOHAMA BASEは、2017年2月、横浜・馬車道通りの老舗「山下眼鏡店」の2階にオープン。FACTORY900の現行商品全てを取りそろえている。

横浜・馬車道通りにあるFACTORY900(ファクトリーキュウヒャク)オフィシャルショップ「FACTORY900 YOKOHAMA BASE」に行ってみた

FACTORY900 YOKOHAMA BASE image by GLAFAS

FACTORY900 YOKOHAMA BASE
image by GLAFAS


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(本記事は、執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。また、外部リンク先につきましては、削除されていることもございますので、ご了承ください。)


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