NASAが導入を検討中 画期的な遠近両用メガネ TruFocals- GLAFAS(グラファス)

NASAが導入を検討中 画期的な遠近両用メガネ TruFocals

NASAが導入を検討中 画期的な遠近両用メガネ TruFocals

TruFocals 公式サイト(スクリーンショット)

Scientific American の報道によれば、NASA(アメリカ航空宇宙局)は画期的な遠近両用メガネ TruFocals を現在テスト中だ。

TruFocals はレンズとレンズをつなぐブリッジと呼ばれる部分のつまみをスライドさせるだけで、老眼のひとでも遠くから近くまで自在にピントを合わせることができるメガネ。

下の動画を見れば分かるように、レンズ全体に渡ってピントが合うので、普通の遠近両用メガネと異なり、レンズのどこで見てもクリアな視界が得られるのが特徴だ。

人間の目の仕組みを応用

TruFocals が指一本でピントを合わせることができる秘密は、人間の目の仕組みを応用した二層構造のレンズにある。

人間の目は近くのものを見るときに水晶体を膨らませることでピントを合わせている。年をとるにつれて水晶体の動きが悪くなり、近くのものにピントを合わせづらくなるのが老眼なのだ。

TruFocals のレンズの目に近い側の層には透明な液体が入っている。ブリッジ部分のつまみをスライドさせると、人間の目の水晶体のように厚さが変化することで、遠くから近くまでピントを合わせてみることができるのだ。

NASAが導入を検討中 画期的な遠近両用メガネ TruFocals

図中の黄色部分が液体が入った層。つまみを左右にスライドさせることで、黄色部分の層の厚みが変化する。(左)遠くにピントが合う状態。(右)近くにピントが合う状態。※黄色部分は実際のメガネでは無色透明。

[出典]http://www.trufocals.com/The-TruFocals-Technology

NASAが注目する理由

NASAが TruFocals に注目する理由は、レンズのどこを通してみても見たいところにピントが合うことだ。

普通の遠近両用メガネは近くを見る部分はレンズの下の方に作られている。一般的な生活の中で本を読んだり、細かな作業をするときには割と快適に使うことができる。しかし、近くの見たいものが高い位置にあると、あごを不自然に上げないと見ることができないので使い勝手が悪い。また、近くがはっきりと見えるのはレンズの一部分だけなので、どうしても視界が狭くなりがちなのだ。

TruFocals ならつまみをスライドさせてピントを合わせればレンズ全体で見ることができるので、スペースシャトルや宇宙ステーションの高いところにある計器類も自然な姿勢ではっきりと見ることができるのだ。

また、NASAは TruFocals だけでなく、下を向くだけで老眼の度数に切り替わるメガネ emPower! にも注目しているという。

価格は898ドル(約76,600円)30日間無料お試しも

公式サイトによれば、TruFocals はアメリカとカナダで販売されており、価格は 898ドル(約76,600円)。電話やインターネットからも購入可能となっているほか、30日間無料お試しもできる。また、アメリカとカナダ以外の国からでもメールを通じて購入できるようだ。


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